2009年10月21日水曜日

SKKSERV on Ubuntu

UbuntuでSKKを使いたい場合の情報はネット上にほとんどない。

なんでだろう? と思ったら、ddskkとdbskkd-cdbをパッケージマネージャからインストールして、inetdを再起動するだけで良いからだった。

ただし、inetdのことは少しメモしておく価値があると思う。Ubuntuのデフォルトのinetdはopenbsd-inetdなので、起動スクリプトも/etc/init.d/openbsd-inetdである。/etc/init.d/inetdが見当たらないので、少し戸惑ってしまった。

2009年10月4日日曜日

J2EE復習

部下に教える必要があり、J2EEを復習することに。

で、まずはTomcatのことなんだけど。

うちの会社ではTomcatが標準として採用されている(一応、断っておくと、非標準のサーブレットコンテナを採用することは禁止されていない。単に、標準的にサポートされているのがTomcatだということだ)。

Tomcatと同じようなサーブレットコンテナとしては、まずJettyが思いつく。他にはWebLogic、WebSphere、Resinなどがあるようだ。

JettyはTomcatと比較して軽量なサーブレットコンテナとして定評があるようだ。2009年10月4日現在で比較すると、Tomcat 6.xがServlet 2.5/JSP 2.1をサポートしており、最新リリースは6.0.20、Jetty 6.xがServlet 2.5/JSP 2.0をサポートしており、JSP 2.1をサポートしているJetty 7.xはRCである。Jettyは今のところ、6.1.21が最新安定版ということになるようだ。

WebLogicやWebSphereは、その開発環境や運用ツールも込みで選択されるものだから、直接の比較対象にはならない。

Resinはどうか? ResinはNTTデータがサポートを提供しているくらいであるから、エンタープライズ向けに十分の実績があると思われる。評判によれば非常に高速で安定しているらしい。現状、4.0.1が有償版となっており、3.1.9がGPLで配布されている。まあ、有償版といっても、1CPUあたり$699というから、ビジネスで使う分にはそう高価なものではない。

J2EEを選択する理由というのは、一般に、性能云々より、信頼性や保守性が重要な要求としてあり、その上で性能が問題となったときのスケーラビリティにしかるべき選択肢があること、というのが動機となる。とにかく実行時性能を追求するようなケースでJ2EEを選択するということはさほどない(もちろんJ2EEで高速なWebアプリケーションを追求することは可能であるが、大人数で開発するJ2EEアプリケーションはしばしば低速である)。

だから、メジャーであるという理由でTomcatを選ぶのは道理なのである。だが、一方でJettyやResinにも十分な実績があり、その原因にTomcatの遅さ、不安定さというものがあるのも事実だ。

とりあえずJettyとResinはどちらも使えるようにしておこう。
Mozilla Firefox ブラウザ無料ダウンロード